看護師として働きながら妊娠が発覚したとき、まずやるべきことは…?
妊娠がわかってうれしい気持ちとこれからどうなっていくの!?仕事はどうすればいいの??と妊娠による体調の変化やお腹の中の赤ちゃんが順調に育ってくれるか、また看護師の仕事はどうすればいいのかとさまざまな思いを抱くことでしょう。
- 看護師あるある!妊娠したらやるべきこと①産休時期の把握
- 看護師あるある!妊娠したらやるべきこと②職場への報告内容
- 看護師あるある!妊娠したら考えること③妊娠中の夜勤
- 看護師あるある!妊娠したら考えておくこと④体調が悪いとき
- 看護師あるある!妊娠中に注意すべきこと⑤感染症対策
- 看護師あるある!妊娠中に注意すべきこと⑥放射線・化学療法
- 看護師あるある!妊娠中に注意すべきこと⑦重労働
- 看護師あるある!妊娠中に注意すべきこと⑧マタハラへの対処
- 看護師あるある!妊娠したら考えておくべきこと⑨産後の働き方
- 看護師あるある!妊娠したら考えておくべきこと⑩常勤か非常勤か
- 看護師あるある!妊娠したら考えておくべきこと⑪転職する
- 看護師あるある!妊娠したら考えておくべきこと⑫退職する
看護師あるある!妊娠したらやるべきこと①産休時期の把握
妊娠したら赤ちゃんが生まれる前にはみんな産休に入っていくイメージですが、産休はいつ入れるのでしょうか?産休の時期としては出産予定日の前6週間、産後は8週間です。双子の場合は産前14週間です。
産休の時期は上記のとおりですが、産休って具体的にどんな休暇のことでいつ取れるのか、についてはOKですか?
看護師国家試験の勉強の中で出てきたような…くらいに私も思っていました。ここで「産休とは?」についておさらいしておきましょう!
「産前産後休業」のことです。労働基準法により出産の準備と産後の体力回復のために定められています。
この期間は事業主は妊産婦を就業させることはできません。ただし、産後に関しては6週間は強制的な休業としていますが、産前の休業については妊婦側の任意の取得となっています。
妊娠の初期は出産予定日が確定されていない時期です。最終生理開始日から計算すると出産予定日を予測できますよ!
産休は出産を控えた女性が対象のため、正社員はもちろん、契約社員やパートなど雇用形態に関わらず取得可能です!
産休を取得するためには勤務先に申し出ることで手続きは可能です。
妊娠がわかったらいつ頃自分は産休に入るのかを具体的な日程を調べてみましょう!そうすることで妊娠中の働き方や産後の職場復帰をどうするのかなど将来についてイメージがしやすくなりますよね。そしていつまでに何をやるなどのスケジュールも立てやすいですね!
係や委員会の仕事などを持っている人は引継ぎなどもあると思うのでいつから産休に入るかを知っておくことで引継ぎの準備もしやすくなりますね。
看護師あるある!妊娠したらやるべきこと②職場への報告内容
妊娠がわかったらやるべきこととしては早めに師長にだけは報告しましょう。そしてその後の勤務の調整をしてもらいましょう。
市販の妊娠検査薬によって妊娠したことがわかるのはおおよそ妊娠2か月です。妊娠超初期~初期ということになります。
産科を受診してもまだ胎嚢や心拍確認はできないことが多く、妊娠の確定診断は出ないものの早い人ではつわりが出始める時期でもあります。
職場への報告は通常であれば安定期まで待った方がいいのかな…と悩むところだと思います。
ですが、妊娠・出産経験者として私がいえるのは、看護師の場合は妊娠が分かったタイミングで早めに師長へ報告しておくことが望ましいと考えます!
なぜなら妊娠初期は体調が変わりやすい上に、看護師の仕事は立ちっぱなし、患者さんの体を支えながらの移動介助など力仕事も多いです。
そして夜勤もあります。このように看護師の仕事は妊娠中の体にもお腹の中の赤ちゃんにも負担がとても大きいといえます。
安全に仕事をつづけるためには力仕事はなるべく減らしてもらうなど周囲のスタッフにサポートしてもらうことも必要になってきます。
つわりによる体調不良で急にお休みをすることも考えられますよね。
職場全体の勤務の調整が必要になることももちろんでてきます。そのため、安定期といわれる妊娠5か月頃まで待たずに妊娠が分かった時点で早めに師長さんにだけは報告しておきましょう。
そうすると師長さんもあなたは妊娠中だという意識を持てるはずです。
安定期まで何があるかわからない、報告しても大丈夫なのか…という気持ちはもちろんあると思います。
そういう時はまずは師長さんへ報告した時に職場のスタッフへ伝える時期については待っていてもらえるよう相談するといいと思います。
では、妊娠の報告をするときには何を報告すればよいのか??
伝えるべき内容は①現在の週数②出産予定日③体調面や業務をする上で心配なことを伝えましょう。
なるべく早く師長さんにだけは妊娠したことを報告する!
報告の内容は①現在の週数②出産予定日③体調面や業務をする上で心配なことを報告!
妊娠したことをこんな早く師長さんに報告していいのかな、この先何かあったらどうしよう…と心配に思うかもしれません。ですが、妊娠初期のつわりや体調不良がでてくると自分の身の回りのことだけでもしんどいと感じることがでてきます。つわりで休みたいなど休みが欲しいと思う日もくるかもしれません、そういうときに勤務の調整がスムーズにできると他のスタッフへの影響も少なくなるはずです。なので、できれば早めに師長さんに報告しておきましょう。
看護師あるある!妊娠したら考えること③妊娠中の夜勤
妊娠したら夜勤をいつまでやっていいのか。これについては正解はないです。いつまで夜勤をするかは自分の体調をみて師長さんに相談しましょう。
ただし妊娠後の夜勤、おすすめはしません。というのも妊娠中に夜勤をすると週2日以上夜勤を行うことで流産のリスクを3割以上高めることになるとデンマークの大学病院の研究結果で言われています。
夜勤で働くスタッフの数は少なく、1人であちこち動き回るため体への負担も大きくなりがちです。もしも夜勤中に体調が悪くなった場合にはサポートを受けにくいことも考えられますよね。
もしも夜勤をする場合でもいつまで夜勤を続けるのか、いつやめるのかは妊婦健診時に医師や助産師に相談し、師長さんとも調整しましょう。
仕事中の体のしんどさ、つらさを感じるようになったらまずは師長さんに相談し、体調に合わせて夜勤の免除についても調整してもらいましょう。
職場によってはスタッフの人数が少なく夜勤をできる限りやってほしいといわれるところもあるようです。
しかし、自分とお腹の中の赤ちゃんを守れるのは自分だけ!
しんどいと感じたときに早めに伝えておくと急な勤務変更にならず他のスタッフへの影響も少ないはずです!!妊娠中は無理は禁物です。
看護師あるある!妊娠したら考えておくこと④体調が悪いとき
妊娠後、体調が悪いときはどうすればいいのでしょうか?自分と赤ちゃんを守ることができなさそうだと感じるなら我慢はせずまずは師長さんに相談しましょう。
妊娠すると個人差はありますが妊娠初期から多くの人ではつわりがではじめます。
つわりがほとんどないという人もまれにいますが、食べ物のにおいが受け付けない、口の中が常に気持ち悪い、食べていないと吐き気がでてくる食べづわりなどつわりもさまざまです。
つわりにより食事や水分がとれないことで重症悪阻などになることもありますが、重症でなくともつわりは身体的にも精神的にもしんどいです。
私は妊娠中は仕事はしていませんでしたが、毎日自分が生活するだけて精一杯でした。起きているのも横になっているのもしんどい時期がありました。
なので、妊娠しながらも仕事をしているお母さんたちは本当にすごい!と心から思います。
つわりでしんどいとき、仕事を休んでもいいのかどうか悩むところですよね。同じ職場のスタッフのことを考えるとなかなか休みが欲しいといいづらいかもしれません。
しかし、体がつらい、自分と赤ちゃんを守ることが難しいと感じるならば無理をせず休みましょう。もちろん師長さんに連絡、相談したうえでです。
無理をして出勤しても結局仕事ができないということになると急にはスタッフの調整なども難しくかえって迷惑をかけてしまいます。
あまりにもつわりがひどいときには医師に「母健連絡カード」を書いてもらうのもいいですね!
もちろんカードがなくても自分から業務の緩和を申し出ることは可能です。この母健連絡カードは診断書ではないので特別な病名がなくても記入してもらうことができます。
なかなか仕事を休ませてほしい、業務内容を調整してほしいと言い出しにくいこともあると思うので医師に相談し記入してもらうのも1つの方法としてありますよ!
妊娠は病気とはちがいます。ですが、何もしていなくても体がだるくてしんどい、ご飯がたべられない、においがだめ、口の中のよだれが気持ち悪い、など人により症状も様々です。そして、このしんどさにより気持ちが落ち込むこともあります。
仕事で気がまぎれることもあるかもしれませんが、そうでないならば無理をすることでしんどさ増すこともあります。体がしんどいとき、休んでいいかどうか悩むならまずは師長さんに相談してみましょう。
看護師あるある!妊娠中に注意すべきこと⑤感染症対策
病院はウィルスや菌などの感染の恐れがある場所ですよね。妊娠中は自分自身とお腹の赤ちゃんを守るためにも感染予防行動を十分にとりましょう。
ただし、手洗いうがいやマスク、消毒などの感染予防行動をとっても感染のリスクがゼロに抑えられるわけではありません。
特に、感染力が強い患者さんと接する機会は少ないに越したことはありません。可能であれば受け持ち患者を変更してもらうなどできると安心ですね。
水痘(みずぼうそう)や風疹など妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに影響する感染症もあります。
自分自身が過去に罹ったことがあるのか、もしくは抗体価を知っておくことも大切ですね!
万が一感染症が疑われる症状が出た場合は、医療機関に連絡をしましょう。
水痘や風疹だけでなくインフルエンザや胃腸炎など感染症はいろいろありますよね。妊娠中は使える薬も限られています。自分の身は自分で守る、手洗いうがいやマスクなどの感染予防行動を徹底しましょう。
看護師あるある!妊娠中に注意すべきこと⑥放射線・化学療法
妊娠中に注意すべきこととして放射線・化学療法による被ばくがあります。放射線は胎児に悪影響を与えるおそれがあります。放射線によるリスクを最小限にできるよう注意が必要です。
妊娠初期は胎児の臓器や組織の形成が活発に行われる時期です。病院の中にはレントゲン、CT、MRIなど患者さんを放射線検査へ搬送することもあると思います。
その際には撮影室に入らないようにするなどして放射線によるリスクを最小限にできるよう注意しましょう。
また、化学療法の薬剤による被爆のおそれもあります。
最近では化学療法の投与時には閉鎖式薬剤輸送システムなどを使用している病院も多くあります。そのため輸液バッグにルートを繋ぎ変える際の薬液の飛び散りや薬液がこぼれるリスクはありません。
しかし、それでも何かの拍子に化学療法の薬剤が漏れることもあります。薬液に直接触れたり、また化学療法を受けたあと2日程度は体内に薬剤が残っているため化学療法を受けた患者さんの尿には注意が必要です。
妊娠中は自分と赤ちゃんを守るためにも放射線の被ばくについて意識をまず持つことが大切ですね。そして放射線撮影を受ける患者さんを搬送するとき、自分の受け持ち患者さんの中に化学療法中の人がいるときには被ばくしないよう行動しましょう。
看護師あるある!妊娠中に注意すべきこと⑦重労働
妊娠中に注意すべきこととして妊娠中はとくに体が疲れやすく、体調不良も起きやすいです。体に負担がかかるような作業はできるだけ避けましょう。
看護師は患者さんのオムツ交換や移乗介助、体位変換などの力仕事も多いです。ぐっとお腹に力をいれるような動作はお腹に負荷がかかりやすく、お腹の張りをひきおこす原因になりかねません。
もし行う場合にはできるだけ他のスタッフに協力してもらい2人で行うようにしましょう。
労働基準法でも「妊婦の軽易業務転換(労働基準法第65条第3項)」の中で『請求により心身の負担が少ないものへ業務内容を転換させられる制度』が定められています。
看護師の仕事には体に負担がかかることがほんとうに多くあります。
業務転換は法律で定められた制度です。仕事内容について調整してもらえるよう師長さんに相談しましょう。
なかなか難しいかもしれませんが、勤務中に休憩をはさみながら仕事ができるといいですね。軽作業であっても連続して作業をしているとおなかは張りやすいです。
座って行うような作業であっても長時間になるとお腹がはってきやすいです。
お腹がはってきたな、疲れてきたなと感じたら休憩するようにしましょう。
看護師あるある!妊娠中に注意すべきこと⑧マタハラへの対処
妊娠中に注意すべきこととしてマタハラ(マタニティハラスメント)があります。マタハラに遭わないためには労働制度やマタハラにあったときの相談先について知っておく必要があります。
こんなことを言われているけどこれって法律で定められているよね?相談窓口はここにあったな!ということを知っているのと知らないのでは大違いです。
「看護職員の労働実態調査(2022年)」によると、看護師の約1割が「マタハラを受けた経験がある」と回答しているようです。
男女雇用機会均等法では下記のような言動は「マタハラ」に該当するとし禁止しています。
・夜勤ができないならパートになれば?
・私が妊婦の時はもっと働いていた
・男のくせに育休なんて(マタハラの男性版。パタニティハラスメント)
上記の中には夜勤などの働き方について嫌味を言っていたり、育休について「男のくせに」などと価値観を押し付けていますね。
妊婦の働き方や育休については子どもを産み育てる男女のための権利として以下のような法律で定められています。
請求により残業や休日出勤、夜勤を免除される制度が定められています。
請求によって、1日及び1週間の法定時間を超えての労働が免除される制度。妊産婦は申請すれば1日8時間、週40時間を超えて働く必要はありません。
●原則1歳に満たない子を育てる男女
●非正規雇用の場合)同一事業主に1年以上雇用されている、かつ子が1歳6ヶ月になる日まで雇用が満了しないこと
このような法律があることを知っていれば相手の言っていることを鵜吞みにせず「これはマタハラに遭っているな」と気づくことができるはずです。
もしもマタハラを受けた場合には信頼できる上司に相談し対応してもらいましょう。もし相談できる人が身近にいない場合は職場のハラスメント対策をおこなっている窓口がないか探してみましょう。
もしも職場に相談窓口がないときには公的機関でもハラスメントの相談窓口があるので、そちらを利用してみるという方法もありますよ!
妊娠前と同じように働けなくても仕方のないことですが多忙な環境によりマタハラが起きてしまうこともあるようです。
妊産婦に理解のある職場であればいいのですが、そうでないときにどうすればよいか、自分自身と赤ちゃんの身を守るためには知識を持っておく必要がありますね。
看護師あるある!妊娠したら考えておくべきこと⑨産後の働き方
妊娠したら考えておくべきこととして元の職場に戻ることを考えている場合は「いつまで育休を取るのか?」「復帰後の働き方はどうするのか?」「常勤で働くか?」「パートで働くか?」という点は具体的に考えておきましょう。
まだ出産していない状態ですが、子どもが無事に生まれたあと、産後はどのように働くのか、本当に復帰できるのか産後の働き方について不安がでますよね。
元の職場に戻る場合は「いつまで育休を取るのか?」「復帰後の働き方はどうするのか?」「常勤で働くか?」「パートで働くか?」という点は考えておく必要があります。
産休・育休前と同じように夜勤あり・フルタイムで働くというのは難しいかもしれません。しかし、時短勤務や夜勤なしの勤務、それでも難しいならパートで働かせてもらえないかなど働き方はいくつかあります。
職場でどのような働き方ができるのかは職場によりさまざまだと思います。早めに職場と相談しましょう。
私の友人は3人出産し、その都度産休・育休をとりながら職場復帰していました。急性期病院の病棟でとても忙しい病棟でしたが、病院内の保育園や時短勤務を活用しながら仕事も育児も両立させていてほんとうにすごいなと思いました。活用できる制度をしっかり活用しながら働きなれた職場に復帰するのも1つの手ですね。
そのためにも子育てをしながら働くための制度や職場や行政の子育て支援について情報収集が必要ですね!
看護師あるある!妊娠したら考えておくべきこと⑩常勤か非常勤か
妊娠したら産後の働き方として常勤か非常勤か悩むところですよね。小さい子どもを育てながらの職場復帰は保育園や夫やその他の家族の協力がどのくらい得られるかで働き方は変わってくると考えます。
常勤看護師は非常勤に比べて勤務時間が長く、任される仕事も多くなる傾向にあります。じゃあ小さな子どもを育てながら働くなら非常勤がいいのかな?と思うかもしれません。
では非常勤看護師とはどんな働き方をするのか。非常勤看護師とは、「1週間の労働時間が40時間未満の看護師」のことです。
そして、非常勤看護師と常勤看護師は、給与形態にも違いがあります。非常勤看護師は「時給制または日給制」、常勤看護師は「月給制」です。
非常勤看護師として働く場合は、社会保険の加入条件も理解し、自身が加入対象となるかを確認する必要があります。
●週の所定労働時間が20時間以上
●2カ月を超える雇用の見込みがある
●所定内賃金が月額8万8,000円以上
●学生ではない
●従業員数101人以上の勤め先で働いている
では非常勤看護師として働くメリットとデメリットをここで考えてみましょう。
非常勤看護師として働くメリットとしては働く時間や曜日を調整できることから、プライベートを確保しやすいというメリットがあります。シフトを調整しながら自分のペースで勤務することができます。
非常勤看護師の働き方は時間外労働が少なく、基本的に決まった時間に業務が終わります。そのため、日勤のみであれば夜勤の負担もなくなり、生活にメリハリをつけやすいです。
人手が足りていない日はやむを得ず残業を頼まれる場合もあるかもしれませんが、残業代は時給換算されます。
デメリットとしては非常勤看護師は、基本的に時給換算のため、毎月の勤務時間によって収入が変動します。勤務時間が短くなると収入は少なく、そして、ボーナスや退職金もないのが一般的です。
勤務時間が少ないなどの条件によっては社会保険に加入できない場合もあります。
シフトを調整しながら自分のペースで勤務できる
時間外労働が少なく、基本的には決まった時間に業務が終わる
時給換算のため勤務時間により収入が変動。ボーナスや退職金はない。
勤務時間が少ない場合には社会保険に加入できない可能性もある。
子育てと仕事の両立を考えると非常勤の方が働きやすそうですよね。常勤で働くのは大変そうだから非常勤にしよう!ではなく非常勤で働くメリット・デメリットも理解した上で常勤にするか非常勤にするか考えてみましょう。
常勤で働くと収入は増えますが勤務時間が長くなる…でも非常勤だと収入が少なくなる、どちらがいいか悩ましいですよね。まずは子育てをしながら仕事をするならどのくらい勤務に入れそうか、家族の協力はどのくらい得られそうか、そして非常勤で働く場合の収入で生活できるかどうかという視点で考えてみてはどうでしょうか?
看護師あるある!妊娠したら考えておくべきこと⑪転職する
職場の状況によっては子育てをしながら復帰するのが難しいと思えるような職場の場合、産後の働き方として転職を考えるのも1つの案としてあります。
出産後、転職を希望する場合には仕事と子育ての両立ができるかどうか、また自分自身が働きやすい環境かどうかを考えて検討することが大切です。
子育てと仕事を両立できるかどうかを考える視点
①職場と自宅、もしくは保育園までの距離
②院内に保育所があるかどうか
③職場に子育て中の看護師がいるかどうか
④子育て中の看護師へのサポート体制が整っているかどうか(夜勤の免除、子育て支援手当など)
転職するなら仕事と子育てをより両立しやすい環境を探して転職できるほうがいいですよね!
せっかく転職したのにとてつもなく忙しくて保育所が職場から遠い、夜勤もある、子育て中の看護師はゼロなんてことになるときっとすぐに仕事をやめたくなります。
子育て中の看護師が職場にいると困ったことがあったときにどんなふうに対処しているかなど相談もしやすいですよね!
転職するのであれば上記のような視点をもって探してみましょう。
看護師として働くことと子育てとを両立しようと思うと職場の条件と自分の都合が合わないこともありますよね。
そういうときには職場に自分が合わせることを考えるのではなく、自分の考える生活スタイルを壊さずに仕事ができるか、働き方を生活に合わせるという考え方をしてみましょう。
子育てをしながら働くことが厳しいと感じることもあるかもしれません。そういうときには仕事を変えて自分のこうしたいというスタイルに合う環境を探してみる!という考えをしてみてはどうでしょうか。
しんどくて辛すぎると感じる場所で頑張り続けなくても大丈夫です。転職してみようかなともし思ったなら自分の生活に合わせた働き方ができる環境について情報収集してみるといいですね。
看護師あるある!妊娠したら考えておくべきこと⑫退職する
妊娠したら職場復帰できるかどうかを考えた上で退職するということも1つの案としてありますよね。
看護師の仕事は24時間365日のシフト制で勤務を組むことがほとんどである看護師の職場。子どもが生まれてからの仕事復帰は難しいと決断した場合は早めに師長へ相談しましょう。
ただし、退職する場合には今後の資金面が心配になりますよね。お給料がなくなった場合の毎月の生活費がどのようになっていくか具体的に考えておくべきですね。
ここで少し私の話をしたいと思います。
私は長年看護師をしていましたが、結婚を機に退職しました。遠方に引っ越したため新しい土地で仕事を探そうと思っていました。
転職活動もしていましたが、今後の生活について夫と相談した結果、妊活に専念するために転職活動も中断することに。
この相談をするときに今後の生活費はどうするか?妊活の治療費など月々どのくらい費用がかかるかなども情報収集し具体的な数字をだしながら話をしたのを覚えています。
私の場合は妊娠して退職というわけではないので少し状況は異なりますが、退職を考えるならば夫のお給料だけで生活が成り立つかどうか、具体的に考える必要があるのは同じでしたね。
妊娠したことで退職を考えるならば1人分のお給料での生活を続けることが可能かどうかだけではなく妊婦健診や出産、生まれてくる子どものおむつやミルク代などそれらの費用をどうしていくか考える必要があります。
出産に関しては出産一時金がでるため出産費用の補助はありますがそれでも病院によっては一時金以上に費用がかかることもあり出産するにもお金はかかります。
退職を考えるなら将来の計画についても一緒に話し合うといいと思います!
例えば子どもは何人欲しいか、家や車を買うかなど大きなお金のかかることもあわせて話し合うと将来どのくらいお金が必要になるかもイメージがしやすくなりますよ!
私は今二人目の子どもを妊娠中です。子ども2人分の将来の学費や自分の老後を考えるとやはり夫の稼ぎだけではなく私も働いてお金を稼ぐのがいいかなと思っています。2人目が1歳をすぎたあたりでまた看護師の仕事ができたらなと考え中です。